命彩神謡

「一年中これでもいいな！」

ハリネズミちゃん、意外と描く機会があったんですが
この格好は初描き以来でした。
彼女の私服って私のセンスのせいで、
どうもこう、パッとしないというか。
何度か描いて、どうしようもない感じで。
いや、これから頑張りますけども！
しばらくは機会があればオーバーオールと長靴が彼女のいつもの姿になるかなあと。

彼女の私服のイメージって、『子供っぽさ』なんですよね。
オーバーオールだと初描きのイメージもあって彼女らしい姿でもあるんですが、
ボーイッシュとはちょっと違う、
あくまで年相応の服装をしてもらいたいなーって思ってたんです。
でも、結局はオーバーオールがメインで落ち着くかもしれません。

やんちゃな子供の、等身大の姿。
ハリネズミちゃんはうちの子たちの中でも、
年齢や環境、性格、いろいろなものが、ごく普通の子供なのです。
貴重な目線を大切にして、彼女の見ている世界を描きたいです。

「なるほどね・・・、こんなに天気が変わりやすい土地だとは思わなかったよ」
『♪』
『あんまり無理するなよ』

ちょっと間が開いてしまいましたが、また更新していきます。
『時計化義務標識』というものがウタリの世界には存在します。
ウタリの大きさは個体差があり、大きなウタリだと、通れる道などが限られてきます。
大きなウタリは力仕事を任せられることも多いので
そういった標識と道の位置を把握することで仕事を円滑に進めるのです。
街中にこの標識があることで、事故を防ぐことにも役立ちます。

一方、今回のように道沿いにある場合、道幅の変化はもちろん、
天候の変化によりウタリ本人を直接保護することを
推奨する意味で存在していることが多いです。
雨や泥、砂など、そのまま携行していると故障や汚れの原因になるので、
そういったことを防ぐ目的があります。
今回、恐らくウォセはここまで来る間に泥の道ということで
迷子を時計にしていましたが、
曇ってきて風が強くなってきたところで標識を見つけたのだと思います。
そこまでこないとわからないことも、旅の中ではよくあることなのかも知れないですね。
泥の道を行くのも旅なのです。

作業SS。


本当は背景まで描くつもりはなかったのですが、勢いで描いてしまいました。
雪と泥ということで、春先ではあるのですが、
天候によってはまだ雪が降ってもおかしくない土地だったのでしょうね。
あんまり苦しい表情のウォセって描かないので機会があって良かったです。
たまにぽつぽつ触れていますが、彼の旅路には楽しいことも苦しいことも、あるのです。

「姐さん、こっちです」
ああ、こういう姿をしてさえいれば、お前だって―――。

こういう私服を着て、
みんなで出かけるオフの日がたまにあるんだとおもいます。
普通にピクニック行ったりとか。
ニコラシカも、彼女が小さいうちに、
裏の世界から引き離そうとしたことが何度もありましたが、
彼女本人が嫌がったことで、結局２６歳になった今でも、
同じ世界で肩を並べて生きています。

そんな日常から離れた時間の象徴が「普通の姿」で。
一点の曇りも汚れもない、服や靴を纏って。
街を歩いていたら、きっと彼女が裏の世界の存在だなんて、誰も気づかないような。

スカートっ子がいなさすぎて、
スカートのお題が来るたびにてんやわんやしてます。
アキラ＝スカートなんか絶対着ない
クモエ＝洋装にあまり縁がない
ニコラシカ＝基本的にスーツのイメージしかない
クドリャフカ＝潜入任務や私服などでスカートに慣れてる
というわけで、クドリャフカになったわけです。
広い意味でのスカートなら制服の子たちとかもいますが、
ロングスカートってなったら
もうクドリャフカしか選択肢がないみたいな感じに・・・ｗ


作業SS。
耳の付け根を意識したので厚みがわかりやすくなりました。
初描きの彼女が『動』なら今回の彼女は『静』かな。
目つき自体は睫毛のせいもあって切れ長に見えるんですよね。
『大人の女性』を意識しながら描いている子でもあります。